HDDやUSBメモリへのLinuxイメージのインストールと実行

内蔵HDD(中身は全て消去されます)、外付けのUSBメモリやHDD(中身は全て消去されます)、 にインストールする方法について説明します。なお、外付けのUSBメモリやHDDに インストールする場合は、そのUSBメモリやHDDから起動できる必要があります。 これには、PCのBIOSでUSBデバイスからの起動(ブート)が可能なように設定して おいてください。当然、そのようなUSBデバイスからの起動の設定がないPCでは、 外付けのUSBメモリやHDDでLinuxを実行することはできません。

専門的になりますが、配布しているイメージは先頭のMBRを含む、 全パーティションのイメージとなっています。 よって、これをHDDやUSBメモリの先頭から、物理的にコピーを行うことで、 MBRやパーティション情報も含め丸ごと同じものができることになります。 コピー先のMBRやパーティションテーブルも全て上書きされることになりますので、 既にあったデータやOSは全て消えてしまうので、事前にバックアップをとり、 注意深く作業を行って下さい。

イメージの中に含まれるパーティションの情報は以下のようになっています。
2Gbyte弱のパーティションが1つあり、ここに演習で使用するLinuxが入っています。

fdiskコマンドの出力結果:

Disk /dev/sda: 2147 MB, 2147483648 bytes
255 heads, 64 sectors/track, 261 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス  Boot    Start   End    Blocks   Id  System
/dev/sda1    *        1   243    1951866  83  Linux → 約1.91Gbyte

インストールと実行

外付けのUSBメモリやHDDに、Linuxマシンからインストールする方法

Linuxマシン上でダウンロードしたイメージを、USBポートに接続したUSBメモリやHDDに 書き込むだけでよいので、非常に簡単です。

  1. Linuxイメージのファイルをダウンロードして、ZIP圧縮を展開すると、hdd_image-nwdsn.img というファイル名の2Gbyteほどのファイルとなります。
  2. 書き込み先となる、接続した外付けのUSBメモリやHDDのデバイス名を確認してください。
    mount コマンド(オプションなしで実行)の出力から探すか、 /mediaディレクトリの下に自動マウントされている可能性が高いので、 それを umountコマンドあるいはファイルブラウザからアンマウントします。
    以下では、デバイス名を /dev/sdb とします(この場合、 マウントされたデバイス名は、sdb1 となっているかもしれません)。
  3. イメージを Linuxの ddコマンドを使って、外付けのUSBメモリやHDDや書き込みます。
    次のようなコマンドになります。/dev/sdb の部分は実際のデバイス名を書くように してください(sdb1 のように数字は書かないでください)。
    sudo dd if=hdd_image-nwdsn.img of=/dev/sdb
    
    間違って、動作しているLinuxのHDDなどに書き込んでしまうと、そのHDDのデータが 全て消えてしまいます。くれぐれもデバイス名を間違えないようにしてください。
  4. コピーが完了したら(ddコマンドが正常に終了したら)完成です。
    USBデバイスから起動できるように(BIOS等で)設定したPCにて、 USBからの起動を確認してください。
    Linuxのデスクトップが表示されれば正常に動作しています。

外付けのUSBメモリやHDDに、Windowsマシンからインストールする方法

  1. LinuxイメージのファイルをWindowsマシンでダウンロードして、 ZIP圧縮を展開すると、hdd_image-nwdsn.img というファイル名の2Gbyteほどのファイルとなります。
  2. イメージを DD for Windowsというアプリケーションを使って、 外付けのUSBメモリやHDDや書き込みます。
    DD for Windows はシリコンリナックス社が作成され公開しているアプリケーションで、 こちらからダウンロードできます。
    Linuxのddコマンド同様、使い方を間違えると、動作しているWindowsや他のHDDの 中身を全て消してしまうこともあるので、慎重に作業を行ってください。
  3. DD for Windowsにて、「対象ディスク」に書き込み先の外付けのUSBメモリやHDDを指定し、 「対象ファイル」にダウンロードした hdd_image-nwdsn.img を指定します(拡張子が .ddiではないので、「all files」を選んで一覧に表示させてください)。
    書き込み先が間違いのないことを確認して、「<< 書込 <<」を実行してください。
  4. コピーが完了したら(書込が正常に終了したら)完成です。
    USBデバイスから起動できるように(BIOS等で)設定したPCにて、 USBからの起動を確認してください。
    Linuxのデスクトップが表示されれば正常に動作しています。

PCに内蔵HDDにインストールする方法(専用PCの作成)

  1. LinuxイメージのファイルをWindowsマシンやLinuxマシンでダウンロードして、 ZIP圧縮を展開すると、hdd_image-nwdsn.img というファイル名の2Gbyteほどのファイルとなります。
    このファイルを一旦、適当な外部記憶メディア(USBメモリや外付けHDDなど)に入れておいてください。このUSBメモリや外付けHDDの中身は消去しませんが、以降の作業で間違って書き込んで しまう可能性もあるので、中身のバックアップを取っておくか、消してしまっても良いものを 使った方がよいでしょう。
  2. イメージをコピーするために、CD-ROMから起動できるLinuxを利用します。
    Ubuntu 日本語Remixのホームページから、Ubuntu(バージョンは何でも構いません)の ISOイメージをダウンロードして CD-Rに焼いて、そのCDから起動してください (CDからの起動のためには、BIOSの起動メニューの設定変更が必要かもしれません)。
  3. 「そのままUbuntuを使ってみる」のメニューから、CD-ROMのLinuxを起動し、 デスクトップ画面が出てくるのを待ちます。
  4. 書き込み先となる、内蔵PCのHDDのデバイス名を確認してください。
    おそらく、/dev/sda となっているはずです。 以下では、/dev/sda として説明を進めます。
  5. hdd_image-nwdsn.imgを保存した USBメモリや外付けHDDをPCに接続します。
    Linuxの「端末」を起動して、hdd_image-nwdsn.imgファイルがあるディレクトリに 移動してください。/media ディレクトリの下に接続したUSBデバイスの ディレクトリが見えるようになっているはずです。
  6. イメージを Linuxの ddコマンドを使って、内蔵HDDに書き込みます。
    次のようなコマンドになります。/dev/sda の部分は実際のデバイス名を書くように してください(sda1 のように数字は書かないでください)。
    sudo dd if=hdd_image-nwdsn.img of=/dev/sda
    
  7. コピーが完了したら(ddコマンドが正常に終了したら)完成です。
    Linuxをシャットダウンし、USBメモリやCDを取り外し、内蔵のHDDから起動してください。
    Linuxのデスクトップが表示されれば正常に動作しています。
なお、演習用Linuxを既にインストールしたUSBメモリや外付けHDDがあれば、 ハードディスクを丸ごとコピーしてくれるようなユーティリティを使って、 PCの内蔵HDDに書き込むこともできます。このようなユーティリティとしては、 EASEUS Disk Copy(CD-ROMで起動)や HDClone(CD-ROMで起動)などの ソフトウェアがあります。


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